2026.05.20
- コラム
AGVとは? -part 1-
■そもそもAGVとは?
AGVは、Automated Guided Vehicleの略で、工場や倉庫などで荷物を自動搬送する無人搬送車のことを指します。人が運転しなくても、あらかじめ設定されたルートに沿って自動で走行し、必要な場所へ必要なタイミングで製品を届けます。工場ではこうした車両が往来しながら、ものづくりの流れを支えています。
■AGVってどんなものを運んでいるの?
工場内の搬送ときくと、小型部品を運ぶイメージを持たれるかもしれません。しかし、自動車工場では、数百キロから数トンに及ぶ部材の搬送が日常的に行われています。そのような重量の重いものを運ぶことは、人間の力では到底不可能です。近年のAGVは、そのような大型設備の部材や金型、車体部品などの重量物にも対応できる仕様が広がっています。重量級AGVは、高出力駆動や安定制御技術により、人手に頼らず安全かつ安定して運搬します。「重いものは人が運ぶしかない」と思われていた作業も、このような自動化に変わりつつあります。AGVで、現場の安全性と生産性を大きく変えています。
■どのような仕組みで動いている?
多くの場合、AGVの走行ルートは床面に設置されたガイドによって決められています。誘導方法は、磁気テープでの誘導など、用途や現場環境に応じて様々です。そのガイドをもとに、決められた場所で止まり、指定された場所まで、部品や荷物を届けます。また、障害物を検知するセンサーも備えており、人やモノが近づくと減速・停止するなど、安全面にも配慮されています。
普段の生活の中で目に触れることはあまりありませんが、AGVはものづくりの現場を足元から支える存在です。人手が少なくとも、工場が止まらずに動き続ける。その裏側には、こうしたAGVの働きがあります。



